未来ある子供達をどう導くか。
どういった環境が子供たちにとって良いのか。
そういったことを考える会議に出席することが最近多くなった。
家族というものについて
キャリア教育について
いじめについて
そういったことに真剣に向き合い、解決に向け実践している大人たちがいて、それぞれの考えを出し合い、解決の糸口などを見つけている。
学校と地域が、連携して取り組んでいるのだが、
こういった事は正解と言うものもなく、これで良い。と言う終わりもない。
継続的に、話し合いを繰り返し、常にアンテナを張って見守り、解決策になりそうな糸口をつかみ、それを話しあいで、さらに練ってしっかりと深めていく。
とくに、いじめの問題は、ここまでがいじめではない。ここからは、いじめだよ。という境界線がないため、
知らぬまに、いじめに発展してしまったりということが往々にある。
こうなると、教師の気づきがやはり重要になってくる。見過ごしてしまうことで、いじめの闇の深さが浅いか深いか、決まってしまうからだ。
アンテナを常に張っていないといけない。これは、一人では絶対に、無理で、だからこそ、学校全体での取り組みが重要になってくる。
いじめは、被害者だけではなく、加害者の方も、心に溜め込んだものを抱えている。
どちらのケアも必要で。
ケア。まずは、自分を理解し受け止め、そこから先で、ようやく相手に対しての理解に繋がるのではないのか。
人間は、陰と陽でできていて、完璧ではないため、悪い方へ偏ってしまうと、すぐにいじめになる。
いじめという闇が、すぐ隣り合わせにあることを意識していないと、知らぬ間に闇に飲み込まれてしまう。
子供たちは、そのままの感情で、毎日を過ごしている。
負の感情。あの人は、いやだ!嫌い!が、加速して、自分の考えの人。味方を増やし、攻撃する。
悪い方へ偏ったら、どう良い方へ持っていけるのか。負の感情を、どうするのか。
それを、自分の頭で考え、良い方へバランスを持っていくスキルを、身につけていかないといけない。
そのスキルは、子供たちが独自で身につけてはいけないのだ。
大人たちが、その姿を見せるなり、教えていかなければ、悪い方へ自分でバランスを崩していることにも気づけず、そのまま大人になってしまう。
子供のような大人を。
いじめのない生活とは、どんな生活?
自分の負の感情って。
相手への怒りの感情って。
を、一旦下げて根本を見つめる視点。
学校も家庭も、偏差値を上げることばかりを掲げていては、本当の教育にはなっていないのだ。
人間は、完璧ではない。誰ひとりとして完璧な人間はいない。
だからこそ、お互いで気づきあって、悪い方へいったら、良い方にと。
お互いが、バランスを取り合うような関係性が必要なのだ。
偏差値ばかりを気にかけている学校は、偏った考えの人間を製造している。
バランスの悪い人間。
秋田の学校、地域の活動では、大人たちが、しっかりと向き合って取り組んでいる。
キャリア教育も、まずは、県でしっかりと根づいている企業。どんな経営理念で、どう地域と関わっているのか。お金を稼ぐこととは。
と、いったことを、地域ぐるみで総括して学べる仕組みづくりが、子供たちのこれからに必要であるように感じる。
ネットの海では、簡単に稼げる。や、簡単にうまくいくようなサイトが横行している。そんなものに、飛びついてしまうようなことがないよう、キャリア教育は、これから重要になってくると思う。
私も、そんな取り組みの仲間の一員として、関わっていけることに、幸せを感じると共に、問題は、山積みであることにも気づかされた。
とにかく、真剣に根本を見つめ、しっかりと向き合っていくしかない。